こんなことで困っていませんか?
痛風とは
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痛風発作は、血中の尿酸値が高い状態が長期間持続していることで引き起こされる激痛を伴う関節炎です。
- 発作の起こりやすい関節は、足の親指の付け根の関節ですが、膝関節・手関節などにも起こることがあります。
- 尿酸値の低い値から高い値に変化するときだけでなく、高い状態が急激に低くなったときにも発作が起こります。
- したがって当初は尿酸を下げる薬は使わず、炎症が鎮まるまで、痛みが和らぐまでは関節炎の治療に専念します。症状が改善してから高い尿酸値は採血で確認しながら調整してゆきます。
- 尿酸値が高いままであると、痛風発作のみならず将来、動脈硬化による血管障害(心筋梗塞・脳梗塞・腎不全)が起こるリスクが増えるためコントロールが大事です。
他に腫れ・痛みを起こすもの
- 指の関節が腫れる場合、
・へバーデン結節、ブシャール結節
・関節リウマチの初発症状
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関節リウマチが疑わしい場合は、採血結果と痛む関節の場所・数とで総合的に判断し診断をおこないます。関節リウマチである場合、治療開始が遅れると後戻りできない関節の変形を起こすため、疑った時で抗リウマチ薬投与の開始が大事とされています。
- 何らかの理由でバイ菌が皮膚の中、関節の中に入り込んで増殖(化膿)することで引き起こされる事もあり、この場合適切な抗生剤を使わないとどんどん悪化することになり注意が必要です。
- 関節軟骨が劣化し骨同士が擦れ合って炎症が起こる変形性関節症の場合、痛みは長期的・慢性化することが多く、運動療法・必要に応じてヒアルロン酸注射をおこないます。
- 漢方治療も慢性的な痛みの解消に役立つものも多く、患者さまそれぞれの病状と体質に合わせて内服を調整してゆく治療は当クリニックの得意とするところです。