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- 2025/06/06
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- 夏前の準備運動!熱中症対策だけじゃない、筋肉・関節のケア習慣
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夏前の準備運動!熱中症対策だけじゃない、筋肉・関節のケア習慣 夏前の準備運動!熱中症対策だけじゃない、筋肉・関節のケア習慣
夏が近づくと、熱中症への注意喚起が多くなりますが、実は整形外科的にも“夏前”は重要な準備期間です。気温や湿度が高くなると、体温調節に関わる筋肉や関節に影響が出やすくなります。この記事では、夏本番に向けた整形外科的視点での体づくりとケア方法をお伝えします。
1. 夏前の「不調」にご注意
春から初夏にかけては、身体が環境の変化に適応しようとエネルギーを消耗しやすく、以下のような症状が見られます。
- 倦怠感
- 食欲不振
- 関節のだるさ
- むくみや冷え
- 背中や腰の重だるさ
このような状態は、筋肉や関節の働きが低下しているサインかもしれません。
2. 整形外科的に見る“夏前の注意ポイント”
汗によるミネラル不足と筋肉トラブル
気温の上昇で汗をかきやすくなると、体内のミネラルバランスが崩れ、筋肉のけいれんやこむら返りが起こりやすくなります。
エアコンによる冷え
冷房によって下半身や関節が冷えると、血流が悪化し、腰痛や関節痛が出やすくなります。
運動不足の蓄積
梅雨で外出が減り、運動量が落ちると筋力が低下。いきなり夏のレジャーやスポーツをすると、ケガのリスクが高まります。
3. 夏前の体づくりに取り入れたい習慣
朝・夕の軽運動をルーティンに
朝の涼しい時間帯にウォーキングやストレッチを行いましょう。血流が良くなり、1日の代謝が高まります。
水分と電解質の補給を意識
水だけでなく、スポーツドリンクや麦茶などでミネラルも補いましょう。筋肉の働きにはナトリウムやマグネシウムが不可欠です。
お腹・腰・関節の冷え対策
オフィスや自宅では、ひざ掛けやレッグウォーマーを活用。エアコンの風が直接当たらないように注意しましょう。
ストレッチで柔軟性キープ
肩まわり、腰、足首など、関節の可動域を広げるストレッチを週に3回以上行うことで、ケガを予防しやすくなります。
4. 夏本番前に整形外科でチェックするのもおすすめ
夏になる前の“なんとなく不調”は、見過ごされがちですが、実はケガや不調の予兆であることも。以下のような方は一度整形外科を受診してみましょう。
- 軽い動きでも腰や膝が痛む
- 体がだるく、動きづらい
- スポーツやレジャーを予定している
早めにリハビリや運動指導を受けることで、夏本番を快適に過ごす準備ができます。
まとめ
夏前の過ごし方が、夏の体調に大きな影響を与えます。気温の上昇に備えて、日頃から筋肉や関節を整えることが、熱中症対策とともに大切です。無理なく取り組めるセルフケアを習慣にして、アクティブな夏を迎える準備を始めましょう。
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