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院長ブログ
2025/06/20
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冷房で体が冷える?夏の冷え性による腰痛・肩こり対策
冷房で体が冷える?夏の冷え性による腰痛・肩こり対策

冷房で体が冷える?夏の冷え性による腰痛・肩こり対策

冷房による体の不調とその影響

夏の暑さから逃れるために欠かせない冷房ですが、その冷たい空気が体に与える影響を見逃してはいけません。特に冷え性の方にとっては、冷房によって腰痛や肩こりが悪化することがあります。

この季節は大阪府豊中市の「こうの整形外科 漢方クリニック」でも、冷房などの気温差が原因で体調が悪化する患者さんが増えてきます。

オフィスや電車、スーパーなど、冷房が効きすぎる環境に長時間いると、皮膚表面から熱が奪われ、末梢血管が収縮して血行が悪くなり、筋肉が硬直します。その結果、体温が低下し、冷えを感じやすくなるのです。

冷えが引き起こす腰痛・肩こりのメカニズム

冷房で体が冷えると、腰痛や肩こりが悪化する原因となります。冷えによって筋肉が硬直し、血行不良が生じます。特に冷え性の方は、以下のような症状に悩まされがちです。

  • 腰痛:冷たい空気が腰に直接当たると、腰回りの筋肉が硬直しやすく、血流が不足して老廃物が蓄積し、痛みが慢性化します。
  • 肩こり:冷房の冷風が首や肩に直接当たると、筋肉が縮み、血流が悪化します。肩甲骨周辺が固まり、頭痛や腕のだるさを引き起こすことも。

冷え性による不調を防ぐための対策

  • 体を温める習慣を意識する:腹巻きやレッグウォーマー、ひざ掛け、羽織り物を使って、体温を守りましょう。お風呂も効果的です。
  • 冷えない服装選び:露出の多い服装には羽織り物を合わせ、足元はくるぶしが隠れる靴下で冷えを防止。
  • 室内温度や風向きの調整:冷風が直接体に当たらないように座る位置を調整し、扇風機で空気を循環させましょう。
  • ストレッチや軽運動で血流を改善:筋肉の柔軟性を保ち、腰痛や肩こりの予防につなげましょう。

不調が続く場合は専門的なケアを

冷房による冷え性で腰痛や肩こりが続く場合は、早めに専門医の診断を受けましょう。大阪府豊中市の「こうの整形外科 漢方クリニック」では、リハビリや物理療法などの治療を行っています。

まとめ

夏の冷房環境は、冷え性の方にとって体調を崩す原因となります。冷房が引き起こす不調を防ぐためには、体を温める工夫や適切な対策を取ることが大切です。日常的な冷え性対策と整形外科的ケアで、健康的に夏を乗り切りましょう。



この記事の著者

廣野 大介

こうの整形外科・漢方クリニック 院長

廣野 大介(こうの だいすけ)プロフィール詳細はこちら

日本整形外科学会 整形外科専門医

日本東洋医学会 専攻医

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